淀屋橋行特急の運行日誌(保存版)

保存版だから更新はしない予定です。

慣性の法則

実は3本ローラを購入して、昨夜届いたところ。

昨夜乗ってみたら、乗れねーのなんのってもう(苦笑)

で休輪日なのに悔しいから30分ほど格闘してみたのであります。

自転車に興味のない方のために、一応説明しておきますと
3本ローラというのは並行に3本のローラが配置してある
自転車の室内トレーニング用の器具であります。
おおよそ写真のような感じで使うものです。
ParabolicRoller.jpg


これ、物凄く簡単そうに見えますよね?

でも凄く難しい。
まず最初に自転車に乗って、あれ、乗って、あれ、乗れん!
と、まぁ自転車に乗ることが既に難しい(苦笑)
直ぐに解決はできるんですけどね。

乗れるようになったらペダルを回してみるのですが
自転車がとにかくフラフラと安定しない。

「ええーい、落ち着け! この野郎! ごちゃごちゃ言うな!」
田中角栄の様な暴言を吐きたくなる(爆)

とあるブログで「盆踊りのような状態」と書いてありましたが
まさしくそれ。自転車が盆踊りしてるような状態です(笑)

だから最初は壁に片手を着いて
くるくるとペダルを回しなんとなく感じを掴んでいきました。
自転車が横方向に平行移動するような感覚は実走時にはありませんが
ローラ台の上では、どういうわけか横方向へは滑るように
あっけないほど簡単に移動するのでフラフラしちゃう
と、こういうわけ。

なぜこうなるかというと、
「自転車に前方向への慣性が働いていない」
から。
メーター上では30Km/hという表示でも
「実際に30Km/hで進んでいるわけではない」
というところが違うんですね。
30Km/hで進めばそれだけ慣性が働いて
「自転車はとにかく真っ直ぐ走ろうとする」
訳ですが、ローラ台は静止状態にあるので
「真っ直ぐ走るにはバランスを取る必要がある」
ということになります。

ちなみにハンドルはあってないようなもの
という理解でいると早く乗れるようになると思います。
ハンドルは方向性を決めるという点では重要じゃないです。
体でバランスを取ることこそ重要です。


さておき。
ここから自転車らしく壁側の手をハンドルに持ってくるんですが
とにかく安定しないので「まっすぐまっすぐ」と念じつつ
後輪に重心を置くように心がけると、気持ち安定します。
クニゾウさんとこのコメントでアドバイスされたように
BBを中心に据えるようなイメージで漕ぐとかなり安定します。

そのうち集中力が切れると、自転車が暴れ始めますので
そうなったら回復してやらないといけません。

暴れ始めた時の回復手段は
・回転数を落とす
・地面に座っている自分をイメージする
 要するに重心が地面にあるようなイメージ
・「真っ直ぐ真っ直ぐ」とお題目を唱える(爆)

段々と長く乗れるようになれましたが、
今日は休輪日でもあるので
10分乗れるようになったことだし
満足して終了。


30分ほどの格闘でしたが汗だくです。
冬暖房要りませんね。それよりも扇風機が必要です(爆)

乗ること自体が意外に難しく
油断するとローラ台に弾かれるのでとても面白いです。
なんかゲーム感覚なので、固定ローラより性分に合うようです。