淀屋橋行特急の運行日誌(保存版)

保存版だから更新はしない予定です。

中札内と雨の帯広

8月12日と13日分。
12日の中札内は予定通りの行動だったのですが
翌13日に予定外の雨が降ってきてしまい
峠の下りがいやだったので帯広観光?としました。

のんき舎のオーナーさんとか、今回の宿で一緒になった方々の話を聞いていると
無殺菌牛乳を飲んでおかないといけないような気持ちになって
宿に荷物を置いて中札内に向かいました。

帯広の街を抜けると畑作地帯になって、牧歌的な風景が広がります。
想像していたより高低の変化があるので、視界はあまり広くありませんでした。
時々集落を抜ける他は、風景も含め視界にこれといって変化がないので、
仕舞いには飽きてしまった(笑)。
距離感は全くつかめない。中札内は永遠のかなたにあるのではないか、そう思った程。
向かい風でもあり、なかなか中札内に到達しない。
GPSのログによればゆるい登り基調だったらしくそれも影響していたのでしょう。
どうもこの辺、小学校で地図を見て以来、
太平洋に向かって南へは下っていると思い込んでいたのです・・・

広尾線の駅が観光地として残っていたので、立ち寄って気分転換。
駅名は美しいが、元となる地名は、命名当時のネガティブな状況が背景にあり、
どちらも切ない話が伝わる。
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細かい話をすると、駅名表記が国鉄字体ではないので残念。

やがて中札内の集落に入りました。
聞いた話を総合すれば、ここから花畑牧場に向かうのが定番らしいのですが、
先程の永遠感覚を思うとそれだけで萎えてしまいます。
よって、道の駅で折り返すことにしました。

道の駅で噂の無殺菌牛乳を飲む。1本380円で高い。
旨いことは旨いがノンホモとしてはいたって普通の味。
それよりも敷地内にある古民家を利用した蕎麦屋が大当たり。
開拓蕎麦を食べてみたがとても旨い。
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北海道はやや固めの蕎麦が主流であり、冷やしより温かい方が美味しい。
ま、ともかく北海道、蕎麦が旨いです。

帰路は追い風で気持ちよく走れ、あっという間に宿に着いた。
往路の半分もかからなかったのでやはり下り坂だったんですね・・・

8月13日。
起床したら結構な雨。狩勝峠を越えて富良野へ抜ける予定でしたが、
雨の峠を下るのはちょっと。
一日待てば回復しそうなので、同じ宿に居座り帯広散歩に切り替え。
バス停までの送迎で、宿で一緒になった少年の世話を頼まれました。
バスで帯広駅迄行き、帯広空港行きのバスが発車する場所と時刻を確認し
、チケット購入迄お付き合い。そのあとは互いに単独行動。

帯広といえば豚丼。どうも直前に某アド街ックで帯広特集だったらしく
有名店の「ぱんちょう」にはうんざりする位長蛇の列。
とはいえ、宿で一緒だった中標津の人によれば、客扱いがあまりよく無いらしくて
一度いってしまえばそれで十分とのことでした。お勧めはしない、そうです(苦笑)
豚丼の内容からして行列にならんで食べたいほどのものでもなかったので
別の店を探すことしました。
六花亭本店の人の多さにウンザリして、駅に戻る途中にあった、
ふじもり食堂で豚丼を注文。
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ここは和洋中なんでもあるし接客もよいです。
味も水準より上なので、人数がいるならお勧め。

帯広には結構な数の銭湯があるのですが、ことごとく天然温泉らしい。
アサヒ湯にいこうとしたが捜しあてることができませんでした。残念。

帯広の隠れ名物としてインデアンカレーをあげておきたい。
400円でお釣りが来る上に、この値段としてはボリュームもあってしかも美味しいです。
なんでも地元ではソウルフード的な地位を確立しているらしく
鍋持ってルーを買いに来る母親もいるそうです。すげー。