淀屋橋行特急の運行日誌(保存版)

保存版だから更新はしない予定です。

ボーヘルト・・・。

JSportsでサイクルロードレースを生放送してくれているので
今年はなんだか観戦にも熱が入る

サイクルロードレースに限らず
レースものは結果がわかっていると
観戦する楽しみが半減してしまうので
生放送でなければいかん

その点、野球は別に生でなくてもよい
というのは最終的に5−3というのがわかっているとしても
そこまでの経緯を楽しむことができるから

F1などは結果がわかってしまうと
もう観戦しようとするきさえ失ってしまう

サイクルロードレースの場合、レース時間がやたら長いので
全部を中継するというのはまれで
最後の二時間くらいがレース展開的に一番おいしいところなので
中継もそのへんがメインである

となると最終結果がわかってしまっている場合には
選手の今行ったアタックが成功するのかしないのか
という予測をしつつ楽しむことができなくなってしまう

だから生放送が一番面白い
先週のパリ・ルーべにいたっては
優勝した選手のアタックに対する後続の戦術的お見合い
そして遮断機が下りてしまった踏み切り
という展開のあやがあったため、なおさら生放送向きであった


さて
アムステルゴールドといえば
なんと言ってもマイケル・ボーヘルトである
なんせこの人、このレースではとにかく優勝に恵まれない
ちょっと下記をみてほしい
http://www.cyclingnews.com/road/2006/apr06/amstel06/?id=history
Michael Boogerd という名前に注目
1999年以来、ほぼ毎年のように表彰台に登るが
どういうわけか最初の1999年以外は優勝を逃している
大抵のスポーツ選手は表彰台に登ること自体が名誉であるが
このレースのボーヘルトの場合はどうだろう・・・

そんなわけでボーヘルト悲願の優勝なるか
というのが観戦の楽しみのひとつ
例年のごとく優勝候補にあげられている

歯を剥き出す、闘志あふれる走りが仇になり
いつも優勝できないのだが
今年はいつになく落ち着いているように見えたので
あるいは今年はと思ったのだ
※解説の栗村氏は「頭に血が上る」ボーヘルトと表現しておられるが
※本当にそうなのかもしれない
※なんか「ムキーッ」って感じの表情だ(笑)

しかし先週のパリ・ルーべと同じく、よくわかんないところでの
アタックが決まってしまい、シュレックさんが優勝。
このアタックになぜか反応しないボーヘルト
足がいっぱいいっぱいだったんだろうか?

TT得意な人が最後に飛び出して独走というのは
最近のCSCの勝ちパターン?
先週のパリ・ルーべもカンチェッラーラがそうだったし


終始画面に写りつづけていたウェーゼマンが二位
Tモバイルはこの人で優勝を狙いにいったほうがよかったんじゃないか?
イワノフがエースと目されていたが、なんか期待はずれだった

そして後続のグループのスプリントでボーヘルトが3位をもぎ取る
ここんところスプリント負けによる2位が続き
例年むちゃくちゃ悔しそうというか、誰に怒りをぶつければよいのだ
とでもいうべき なんともいえない表情をしていたのに
今年は妙に明るかったのが印象的

来年こそは優勝だ!

とここまで書いて
ふと、弱かったころの阪神と相通じるものを感じた
ボーヘルトのファンも、実は勝てないところに魅力を感じているのかも
なんてね
優勝できる力は持っているのに勝てない、という点は
あの頃の阪神とは決定的に違うのだけれど