淀屋橋行特急の運行日誌(保存版)

保存版だから更新はしない予定です。

しまなみ回想録−二日目

二日目はしまなみ街道を渡って今治へ。

まず尾道駅に8時半集合。
ここでモールトン乗りのたかやんさんと合流しました。
とーるさんがパンク修理?でタイヤと格闘しておられました。

準備が出来て尾道駅前を出発。
まずは渡船で向島へ渡ります。
渡船

こういうのも風情があっていいですねぇ。

向島へ上陸して一般道を南下、因島大橋へ。

備讃ルートの橋梁と同じ雰囲気で、
備讃ルートは電車が走っている下の階層を自転車で。
海の上を渡る感覚はこの形式の方が強いですが
鉄骨などに邪魔されるので眺望は良くないです。
因島橋
二階建ての下の階層を走ります金網越しで眺望は良くない


橋のアプローチは緩めで割りに登りやすいのですが
島の下道が思ってたよりも坂がきつめで
背中の荷物が結構重いこともあってちょっとつらい。
(来島あたりまでくると腰がしびれて感覚がありませんでした)
とはいえ、景観がいいのでモチベーションは保てますね。
ちなみに、レンタルの電動自転車って始めは良さそうですが
電池切れてからが地獄のような・・・

因島を走り抜けて生口橋付近で休憩。
生口橋

11時に耕三寺前の「憩」でタコ飯を食う予定なのですが
早くつきすぎてしまうので時間調整もかねてます。
優美な橋をバックに自転車撮影会の様相で
皆さん写真を撮りまくってました(苦笑)

アプローチの坂やら下道の坂やらで思ったのですが
坂になるたびにまるで水を得た魚のように
やまてつさんが飛び出してきます(笑)
新ホイールがとっても良いもののようですね!

しばらくしてから生口島へ渡り、耕三寺へ。
戦前の鋼管王が母の菩提を弔うために立てた
「孝養」のお寺だそうですが
なんちゅうかとってもケバい(笑)
耕三寺。やたらケバイ。

その上拝観料が千円はちと高すぎやしないか?
ということで何も見ずに「憩」へ。

定食の「華」(タコ刺し)とタコ天ぷら単品をチョイスしました。
たこ天。うまー

タコ天ぷらは食べてみたらとても柔らかい!
ここのタコはなかなか良いもので実に美味い。

定食のタコ刺しも歯ごたえがあって、
タコの甘みが口一杯に広がり、これも美味。
タコ刺し。うまータコ飯定食。タコが超絶美味。一品一品丁寧に作ってある。

定食についてた酢の物と煮物もなかなか気が利いています。
そしてメインのタコ飯も実に美味い。
タコが柔らかいしなにより味の控えめな茶飯が実によくあってました。

昨日のお店とはえらい違い。満足満足。
今度はここのアナゴを試してみなければなりませんね。

この後デザート代わりにとあるお店にコロッケを食べに行きます。
知名度は高いらしいのですが、味はまぁそこそこ。
生口島まで行って食べる価値があるかどうかは微妙です。
素直に「憩」でタコ飯を食べましょう。

食事の後、多々羅大橋へ。世界一の斜張橋とのことです。
橋脚の上部の処理が生口橋よりも繊細で、
個人的にはこの橋が最も優美だと思いました。
多々羅大橋。とても優美だ。

多々羅大橋を渡ると大三島。
今治のやきとりの時間が押していたので大山祗神社は今回パス。
ここの甲冑を見るのが楽しみだったもので
時間とってまたこなくちゃいけませんね。

最短ルートで大三島を抜けて大三島橋へ。
大三島橋。最古参の橋。

小学校の地図帳に載ってた本四連絡ルートのコラムにも
写真があったような気がしますが、
このルートでは一番最初に開通した橋です。

伯方島の道の駅で幸せの鐘とやらを鳴らしました。
なんか妙に鳴り続けます。
やまてつさんもやたら気合入れて鳴らしてました。
つーか、この鐘はとてもうるさいですね(苦笑)

伯方島ではラーメンを食う予定になっていたので
「さんわ」に向かいました。
GW真っ只中ということもあって、雨がぱらついてましたが
かなりの混雑。
伯方の塩で作ったラーメンのさんわ。

店内に入ってからも都合1時間ほど待ってました。
で、出てきた塩ラーメンがこれ。
しおラーメン。めちゃめちゃ美味い。たまらん。


あっさりしていてなかなか美味いですねぇ。
スープと塩のバランスが絶妙で何杯でもいけそうな感じです。
というわけで完食。ご馳走でした。
塩ラーメン完食!

しまなみ自転車道まで引き返して再び今治へ向かいます。
伯方・大島大橋を渡って大島を走り、
なんだか疲労感一杯のところで最後の橋、
来島大橋を渡ります。
四国側、とても雄大な来島大橋。


この橋は雄大で一番迫力があります。
アプローチも結構しんどいですが、
橋の上も太鼓橋風に真中が高くなっていて、
極軽い傾斜ですが3連続きます。
でもこの橋は上からの眺めも抜群ですね。
それに走っていてとても爽快でした。
楽しそうな面々。

さて、来島大橋を渡って坂道を下り今夜の宿「菊水」さんへ。
なんかやたらと腰の低い対応のホテルで好印象です。
お部屋にてkanjiさんと合流。
荷物を置いてシャワーもそこそこに「世渡」へ向かいます。

2000円のコースですが内容が凄かった。
皮焼き、せんざんき、手羽、レンコンとピーマン、
すなずりと内臓、鳥飯、揚げ出し豆腐、そしてキャベツ。
これで2000円はえらく安いです。今治恐るべし。
皮焼。今治ではこれからスタートするらしい。せんざんぎ。鳥の唐揚げ。うまい、うまい、うまい。手羽先。美味いよ、うますぎる・・・れんこん。世渡さんの超人気メニュー。うまいよ、これも。〆のとりめし。もう地団太踏むくらい美味い。

どれも美味しかったのですが、
特に気に入ったのが皮焼きと鳥飯。
皮焼きは鉄板焼だと串焼きよりも脂が落ちるうえに
カリッと仕上がり香ばしいです。
串焼きよりも数段上ですね。鉄板焼の方が断然美味いです。
鳥飯は実に美味い。感心しながら食っておりました。

安いのに美味くてしかも量がたっぷり。最高ですね。
言うことなし。

7時過ぎてましたがまだまだ外が明るいので
次の店を探したもののどこも一杯。
魚の食える店も情報が無くて、
結局ふつーの居酒屋といった風情のところで、
魚をたらふく食いました。
鯛のアラ煮とカレイの煮付けはなかなか美味かったです。
カレイの煮付けは吸地ベースのあっさり風味で
意外に美味しかったです。
鯛のあら煮はどうやったってハズレようがないですが、
あっさり風味を試してみても目先が変わってよかったか?

というわけで二日目は味と景色と走りを楽しんだ
充実した一日となりました。