淀屋橋行特急の運行日誌(保存版)

保存版だから更新はしない予定です。

Q-RINGS

先日の
「カロリー燃焼のはずがカツ丼に化けた」
サイクリングにて、少なからず興味を引いたようですので
僕の自転車のアウターギヤについて少し書いてみます。

物自体はスペインの「ROTOR」社の「Q-RINGS」の
シマノコンパクトクランク用です。
※なぜかメーカーページには情報がないっぽいのですが、
※気にしてはいけません(笑)
※リンクは普通のコンパクトクランク用です。
http://www.rotorbike.com/nueva/ingles/road_qrings_compact110.htm

「楕円ギヤ」と書かれることが多いのですが
ぱっと見は楕円というより平行四辺形です。
何を狙ってこんな形になったのか、というのはムービー参照のこと。
http://www.rotorbike.com/nueva/ingles/infotecnica.htm
※リンク先のQ-RINGSにある「3D VIDEO」が目的のものです。

要は
・踏み込むポイントでは歯数が増えて重くなり
・いわゆる死点では歯数が減って軽くなる
というところを狙っている、ということですね。

で、乗った感じはどうなのかというと
わかりません(苦笑)

最初は違和感があるんですが
人間はしばらくすると慣れてしまうので
わからなくなってしまうのです。

真円とはそれなりに漕ぎ方が違うようではあり
僕の場合はインナーが手に入らなかったので
普通の真円になっているのですが
インナーに落としたときには
明らかに踏むときにスルッと抜ける感触があるので
とりあえず方向性は間違ってないんだろうなぁ
という印象。

メーカーのセットアップガイドによれば
とりあえず500Kmは走れ、と書いてあるので
このくらいは走らんとアカンらしいです。
このセットアップガイドには、
筋肉が内側についてくるとか
そういうことも書いてあるので
長期で様子見ないと効果がわからないもののようです。


ところで。
最初のほうで「シマノコンパクト用」と書いたのには理由があります。
コンパクトクランクだとBCD110のものを使えばいいのですが、
クランク裏のピンに干渉するので普通のものは使えないのです。
なのでシマノのコンパクトクランクには「OCP3」の付記があるものしか使えません。
購入ご検討の方はこの点、注意してください。

ただ「OCP3」には難点があります。
固定穴がひとつしか開いてないため、調整の幅がなくなってしまうのです。
普通のQ-RINGSですと固定ボルト1に対して3箇所以上の固定穴があるので
最適なポイントを見つけ出すことができるのですが、それができません。
そんなわけで、シマノコンパクトをお使いの場合は
クランクも一緒に変えてしまったほうが良いのかもしれません。

国内代理店に適合表がありましたのでリンクしておきます。
http://www.diatechproducts.com/rotor/q-ring-compatability.html


ROTORは結構面白いことをやっているのですが、
最近気になっているのはこのクランクです。