淀屋橋行特急の運行日誌(保存版)

保存版だから更新はしない予定です。

8/2 稚内→枝幸

とりあえず知床へ行くことにして、オホーツク沿いを南下することにしました。
天気悪い方向に向かってどうする(苦笑)

ここまで来たからには最北を目指さないとあかんやろ、ということで北を目指します。
淡々と走っていくと、いきなり原野になるところが面白いです。
東から北へ針路が変わると、いかにも岬を目指している雰囲気満点な感じ。
少し手前には間宮林蔵樺太へ渡った地点の記念碑が立っています。
間宮林蔵はここから樺太へ渡ったらしい。

とうとうやって来ました、宗谷岬。この岬の特徴は岬っぽくないところ(笑)
宗谷岬。時間が早いので空いていた。なんでも写真が順番待ちになるらしい。

宗谷岬は低地の単なる海岸線なのです。
写真撮ってあげたライダーさんは天気の良い旭川方面に逃げるとのこと。
オートバイは自由度高くていいなー(爆)


ご覧の通りの天気で寒いなーと思って、このあといくつか丘越えのこなすのですが、
吐く息が白い。一体何度やねん。
低地に下りてくると電光掲示板に15℃の文字が踊っています。
そら寒いわ。

向かい風がかなり強く、想定より遅れて道の駅「さるふつ公園」に逃げ込み、
牛乳ラーメンを食べました。生き返るような旨さ!
牛乳ラーメン。とても旨い。

猿払、実はホタテがブランドものの名産品で
さりげなく崎陽軒のシュウマイの原料だったり、
更には香港方面の漢方で「猿払元貝」というブランド物になっているそうな。
(ツアー客のガイドさんの大演説による)
しかしながら、寒い日に刺身なんて食べる気分にはなれませんね・・・


猿払からは通称「猿払エサヌカ線」を走りました。近年人気らしいです。
アプローチがややわかりにくいこともあってマイナーですが、
裏オロロンとでも言おうか、素晴らしい道。
猿払エサヌカ線。さらに海側にはダートがあるらしい。

オロロンには利尻富士があって絶景度は高いのですが、
この猿払エサヌカ線は交通量が圧倒的に少ない為、地の果て度が高いです。
遭遇したのは車三台、鹿五頭、牛沢山といった状況。キタキツネもいました。
人よりも動物の方が多いってのが面白いですね。
後半は原野ではなく牧草地になります。
猿払エサヌカ線。牧草地ど真ん中

枝幸に入る15Kmほど手前に神威岬がありますが、
あいにくの天候ではありますが、周辺の森の濃さが凄いです。
ここは神様いるよなーと思いましたよ、マジで。

ところで。
頓別で宿を取るはずが、スルーして走り続けてしまいました。
枝幸の街外れで携帯で宿の検索をしましたが、
このまま海岸線を南下した場合には宿が無い(笑)
いや、正確には興部の道の駅併設のライダーハウスという手があるのですが、
60Kmはあります。この時点で16時なのでヘタすると到着が20時台。

枝幸に宿があればいいのですが、携帯では街中に見つからず。
探すのもなんだしなーと思いつつツーリングマップルを見ると、
枝幸温泉ニュー幸林という温泉がありました。
名前的になんとなく泊まれそうな雰囲気。

建物は完全にホテルなのでこれはラッキーと思いつつも
前にはみるからにキャンプツーリングな自転車が3台あったので
雨を避けた人が駆け込んでいそうです。
駄目元で突撃しましたが、空きがあって良かった・・・

寒い日の温泉はいいですねー。生き返ります。