淀屋橋行特急の運行日誌(保存版)

保存版だから更新はしない予定です。

【8/15】西達布→東川

富良野と美瑛を抜けて東川に至る、8月15日分です。

どういうわけか宿の前で記念写真を撮ることになり、
泊りあわせた全員で玄関前にて集合写真を都合10回(!)行いました。
宿にて記念写真

ちなみにこのときの写真は宿のHP下方に掲載されています。

撮影後、美瑛あたりで宿を探すことにして出発。
樹海峠からの長い下りが終わり、富良野に入ると、視界に丘が増えてきました。
しかしこの辺はコメどころであり水田だらけなので、なんとなく北海道ぽさが薄い。
信州の盆地を走っているような感じ。

富良野の街は観光地、なんとなく居心地が悪いです。
観光施設の中も、今までで一番俗っぽい。
しかも牛乳が高いうえにおいしくない(重要ポイント!)
そんな訳で先を急ぐことにしました。

美瑛に入ると「丘の町」と銘打つだけあって、丘を越えるアップダウンが続きます。
深山峠にて4サイドのツーリストが前方に居たので、挨拶をして追い抜く。
美瑛の道の駅でこのあと話すことになる、名古屋大のサイクリング部の青年でした。
稚内で部員と落ち合い夏合宿に突入するそうですが、稚内までは単独で自走中とのこと。
彼の話によれば、ろくごうふらりんYHの食事が素晴らしい、
野菜中心のバイキングでとても有難かったそうな。次は泊まってみるか。

話ついでにミニドーナツを差し出しお礼に熱中飴を貰いました。
単独走行の青年は彼に限らず謙虚で礼儀正しい。
集団ツーリングの連中は挨拶もろくにできない者が多いので不思議です。

さて。
美瑛は丘だらけであるが、風景はあまり琴線に触れませんでした。
豊富の大規模草地や、多和平は雄大であり、
そちらを先に見てしまったので、心にあまり残らないのでしょう。
いい景色のポイントも点在しているらしいのですが、
探す気分にはなれず、この日はこのまま進んでしまうことにしました。
旭川の東、最近有名な例の動物園の奥に東川という町がありますが、
町はずれに「ゆう」というとほ宿があるので、連絡を入れてみました。

ここ美瑛から宿までは大まかに二通りのルートがあります。
国道237にて西聖和駅に向かい、道々を68→294→611とつなぐルートと、
北美瑛駅から道々213で志比内に向かい、1160から611に出るルート。
国道は帯広旭川を繋いでいるので交通量が多いので、
後者のルートでのんびり行こう。

北美瑛駅から道は東に折れ、山に向かいます。
狭い谷あいに水田が広がる、どことなく東北のような風景。
比内の手前にちょっとした峠がありましたが、
難なく超えて道々1160で東川市街まで緩い下りを快調に走ります。

道の駅「ひがしかわ道草館」でソフトクリームきらら、というのを食べました。
米どころだけあってお米が入ってるんですが、
食べ進むうちに微妙に味が変化していくところが面白いです。

東川の北で道々911との分岐点があり、ここで東に折れます。
角の学校の生垣に「ゆう」まで5.2Kmとの看板があったが6Kmはありました(笑)
宿の正面には旭岳が見えるそうですが生憎雲がかかっていて見えません。
しかし、周りはなんとも長閑で素晴らしい風景が広がっています。
ゆうの周りはこんな感じ。のどかですねー。
この宿も居着くのに最適(苦笑)

夕飯は近隣の農家でとれた野菜を使ったもので、とても美味しかった。
米は自作で玄米と白米二種類炊いているのが珍しい。
ゆうのゆうしょく


夕飯の後家族で合唱をしながら洗い物をしているのがほほえましい。
なんかいいねー、この宿。