淀屋橋行特急の運行日誌(保存版)

保存版だから更新はしない予定です。

パニアの使用感について

リンク先の記事のコメントを見ると結構面白いのですが、
元記事書いた人はパニアもトレーラーも実際に使ったことがないのでは?


THE CYCLE OF ROCK サイクルトレーラー!

僕はトレーラーは使ったことありませんが、
パニアは実際に使ったのである程度わかります。
そこで、実際の使用感をちょっとまとめてみます。

・取り回しについて
明らかに取り回しは悪くなります。
原因として以下の二点が思い当たります。
?単純に重くなった
?荷物を積んだ結果、自転車の重量バランスが変わった

その結果として、主に以下のような問題が発生します。
?直進性は良くなるが曲がりにくくなる。
 ブレーキが効きにくくなる。
?立ちこぎしづらい。
 積み方によっては上り坂で前輪が浮き気味になる。

?は対処が比較的楽で、いつもより早めにブレーキをかけたり、
あるいはスピードを落として曲がればよいだけ。

?の方は?に比べると対処が面倒です。
・立ちこぎしづらい
荷物の重さで振られるので重くなれば重くなるほど
コントロールできる範囲に収めるのが難しくなります。
立ちこぎを積極的に利用できなくなるのは痛いですね。
強いて言うならトレーラ分の重量がないので楽
ということがパニアの良いところなのでは?

・前輪が浮く
経験上、元記事冒頭の写真のように
後ろに偏って積むのは避けたほうが良いです。
間違いなく上り坂で前輪が浮きます。
また、自転車を止めて方向転換したりするときにも
前輪が浮くので扱いにくいことこの上ないです。

荷物を沢山積むならランドナーみたいに
前後に振り分けるのがセオリーなのでしょう。
自転車によっては前には積めないかもしれませんが。


・オフロードは走れるのか?
程度の問題。
固く締まった未舗装林道などは余裕。
でもそういうところは元記事コメントの動画を見た限りでは
トレーラーでも大丈夫ですね。

動きが激しいところでは大差ないのでは?
トレーラは追随性が問題となるでしょうし
パニアのほうがましなのかもしれませんが
荷物を積んでしまうと自転車の挙動にあからさまに影響するので
悪路では「自分で背負う」のが一番かもしれません。
重量によりますけどね(笑)

・ロードバイクに取り付けられるか?
はい。ページ左上の写真見てくださいな(笑)
付け加えると僕の自転車はカーボンフレームで、ダボもついていません。
こんな便利なものでキャリアをつけることができます。
クイックエンドアダプター

シートクランプもこのようなものに変えればOKです。

とはいえ、カーボンフレームの割に肉厚があるので大丈夫だったのかも。
金属フレームのほうが安心感はあります。
最近の薄いカーボンフレームだとパッキリ折れてしまうんじゃなかろうか?

というわけで、ダボなしフレームにキャリアを付けることはできますが
お勧めはしません。

・元記事およびコメントで妙に納得したこと
>とにかく高いお金を払って
>荷物を引っ張るのか、
>バッグを自転車にくっつけて
>安く済ませるのか。
>これがいわゆる一般論なのではないでしょうか?

納得したものの、
値段的にあんまり変わらないようにも思います(笑)

・元記事およびコメントで腑に落ちなかったところ
>それに比べて操縦性の良いMTBでたった30kgごときで
>なんでそのような結論になるのか不思議です
結論も何も、実際に扱いにくいんです(苦笑)
キャリアにパニアつけて立ちこぎすればわかります。
荷物が30Kgもあると、思わず笑っちゃうくらいに違いが出ます。